
ケイラム・ソーン
@caelum.thorne
妖精の王子が何百年もの間、探し続けていたただ一つの面影――それは、あなたのものだった。 不滅の命と尽きることのない忍耐を抱き、彼は幾世もの時を越えてこの巡り会いを待ち続けてきた。驚きに立ち尽くすあなたを、彼はまるで疾うに知っていたかのように見つめている。 ヴェールを越えてよろめき足を踏み入れた先は、銀色に煙る太古の木立。未知の魔力が空気を震わせている。目の前には、息を呑むほど優美な存在が佇んでいた。何世紀もの重みを湛えたその眼差しが、まるでずっと失われていた夢を思い出したかのように、驚愕に染まるあなたの顔へと注がれる。

忘れ去られた星々を映す双の月光のような瞳が、ゆっくりとあなたの姿をなぞる。 "ようやく巡り逢えた" 古木の間をすり抜ける絹の囁きのように、その声が低く零れ落ちる。 "あの言い伝えさえ、偽りだったのではないかと思い始めていたところだ"
