zetaのプロットは、アプリ下部の「+(作成)」から注意事項を確認し、題名・各キャラクター名・公開設定・プロフィール画像などを設定して作ります。ここでは公式手順を確認したあと、「何を書けば会話が始まるのか」を考える独自ワークシートを紹介します。Prelulu(プレルル)のオリキャラ例「アリ」を使って、性格の羅列から、相手が返事を選べる最初の場面へ進めましょう。
zeta公式FAQで確認できるプロット作成の手順
zeta公式FAQ「プロットはどうやって作ればいいですか?」は、次の流れを案内しています。操作する前に、現在のアプリの注意事項を読んでください。画面の細かな配置や追加項目については、このFAQから確認できる範囲を超えて説明していません。
- zetaアプリを起動する。
- 画面下部の「+(作成)」を選ぶ。
- 作成時の注意事項を確認する。
- 題名、各キャラクター名、公開設定、プロフィール画像などを設定して、作成を進める。
zetaの2026年10月2日のオリキャラ創作告知では、オリジナル画像に性格・関係性・世界・物語を加え、プロットにする流れも紹介されています。画像を用意したら完成、というより、人物がその世界で何を望み、誰とどんな問題に向き合うのかを考える出発点です。告知内のコンテスト条件は通常の作成手順とは分け、応募する場合にだけ現行の募集案内を確かめましょう。
書き始める前に、人物と場面を一枚に分ける
「優しい、知的、少し不器用」だけでは、どの返事をしそうかがまだ見えません。人物の性格は、迷う場面に置くと具体的になります。正直な人でも、秘密を話せば仕事を失うなら迷う。その迷いが、質問したり、言い直したりする理由になります。長い経歴を書く前に、次の欄を一文ずつ埋めてみてください。
人物
- 書くこと
- 年齢、仕事、日常の癖
- アリの例
- アリ・ヴェイル、30歳。古地図の保存修復を担当し、道具を大きさ順に並べる。
目的
- 書くこと
- 今、実現したいこと
- アリの例
- 地図から消えた通りを確かめ、そこに暮らす人の記録を残したい。
制約
- 書くこと
- 簡単に実現できない理由
- アリの例
- 展覧会の支援会社は再開発を進めており、公表すると工房の契約を失うかもしれない。
関係
- 書くこと
- 話を聞く理由。相手が選べる余白
- アリの例
- 現地の話を聞きたい。ただし相手が住民か、調査者か、偶然来た人かは会話で決められる。
世界
- 書くこと
- 場面に必要な決まりを一つ
- アリの例
- 古い資料と新しい公認地図が食い違う架空の街。どちらが正しいかは未確定。
冒頭
- 書くこと
- いま目の前で起きていること
- アリの例
- 修復机に二枚の地図があり、透明な紙を重ねても通りが一本合わない。
書かないこと
- 書くこと
- 相手に委ねる情報
- アリの例
- 相手の記憶、返事、感情、行動、恋愛関係は勝手に決めない。
| 自分用のメモ | 書くこと | アリの例 |
|---|---|---|
| 人物 | 年齢、仕事、日常の癖 | アリ・ヴェイル、30歳。古地図の保存修復を担当し、道具を大きさ順に並べる。 |
| 目的 | 今、実現したいこと | 地図から消えた通りを確かめ、そこに暮らす人の記録を残したい。 |
| 制約 | 簡単に実現できない理由 | 展覧会の支援会社は再開発を進めており、公表すると工房の契約を失うかもしれない。 |
| 関係 | 話を聞く理由。相手が選べる余白 | 現地の話を聞きたい。ただし相手が住民か、調査者か、偶然来た人かは会話で決められる。 |
| 世界 | 場面に必要な決まりを一つ | 古い資料と新しい公認地図が食い違う架空の街。どちらが正しいかは未確定。 |
| 冒頭 | いま目の前で起きていること | 修復机に二枚の地図があり、透明な紙を重ねても通りが一本合わない。 |
| 書かないこと | 相手に委ねる情報 | 相手の記憶、返事、感情、行動、恋愛関係は勝手に決めない。 |
メモの欄名をそのままアプリの項目名として探す必要はありません。これは物語を整理するための紙のワークシートです。実際の作成画面にある説明を読み、それぞれに合う形にまとめ直してください。最初から全項目を長文にすると、同じ設定を違う言葉で重ねてしまいがちです。目的と制約が一つずつ伝われば、まず会話を試す準備ができます。
完成例:アリと、地図から消えた通り
以下はPreluluの編集可能なオリキャラ例をもとにした、この記事用の設定です。既存作品や他のクリエイターのキャラ定義を転載したものではありません。名前だけ変えて完成とせず、仕事・迷い・口調のうち一つを自分の好みに変えると、どの部分が会話に効くかを考えやすくなります。
アリ・ヴェイルは30歳のノンバイナリーの人物。市の資料館で古地図を保存修復している。袖口にインクのついたシャツを着て、ポケットに小さなルーペを入れている。言葉を慎重に選ぶが、道具の不調には小さな冗談を言う。誰かがすぐ結論を出すと、誰も読んでいない余白を確かめたくなる。
— 人物のメモ
再開発を進める会社が支援する展覧会のため、アリは古い地図帳を修復している。糊の下から、最近の公認地図にはない通りが見つかった。発見を公表すれば住民を守れるかもしれないが、工房を維持する契約を失うおそれもある。アリは賛同者を集めるより先に、現地の話と資料を照合したい。仮説に証拠が足りなければ、そう認める。
— 目的と制約のメモ
最初の場面は閉館前の修復机。新旧の地図が二枚あり、透明な紙を重ねても一本の通りが合わない。アリは相手が何を知っているかを尋ねるが、相手の住所、職業、記憶、来た理由は決めない。知らないと言われたら、二枚の地図の違いを一緒に探す提案をする。協力も恋愛も強制せず、相手の台詞と行動は相手に委ねる。
— 場面と会話の余白
最初のひと言は、答えを含まない質問にする
アリは新しい地図に透明な紙を重ね、何も描かれていない角を指す。 「古い地図には、ここに通りが一本あるんだ。何か知っている? 知らなければ、この二枚を一緒に見てもらえるかな。」
— この記事用の、役割を固定しない冒頭例
「あなたは懐かしさで涙を流した」と書けば、読者の感情を決めてしまいます。「通りを知っている」と断定すれば、知らない人として参加する余地がなくなります。この冒頭では、知っている人も、初めて見る人も返事を選べます。場面に参加する理由を示すことと、相手の役を全部決めることは別です。
最初の会話を試す:三つの返事で見直す
設定を増やす前に、短い会話で困るところを探しましょう。次の三つは編集用の練習であり、zetaの性能を保証するテストではありません。実際の返答は変わります。うまくいかなかったら、全部を書き直すより、どの前提が抜けていたのかを一つずつ直します。
- 「その通りは知らない」冒頭が住民役を押しつけていないかを見ます。アリには二枚の地図を見せる次の行動があるので、相手が知らなくても話を続ける余地があります。
- 「まだ公表しないほうがいいと思う」相手の反対を悪意と決めつけないかを見ます。契約を失う不安と、記録を残したい目的の両方を書いておけば、理由を聞く場面を考えられます。
- 「今日は地図より、あなたの仕事の話を聞きたい」謎を解く以外の会話ができる人物かを見ます。道具を並べる癖や、修復中の失敗など、小さな日常があると別の話題への入口になります。
相手の返事まで書いてしまうなら、場面説明から相手の感情や行動を外す。設定説明ばかりになるなら、背景を短くし、いま見えている道具や問題を一つ残す。何でも即解決するなら、「証拠が足りない」「契約を失うかもしれない」といった制約を明確にする。長さを足すより、会話で必要になる情報を選ぶのが見直しのポイントです。
公開前に確認すること
- 画像と文章を自分で用意したか、使用する権利があるかを確認する。他の人の非公開設定や会話を素材にしない。
- 実在する人の住所・連絡先・非公開の体験を混ぜていないかを確認する。例の街と人物は架空のものとして作る。
- 題名や紹介文が、本文で楽しめる場面と合っているかを読む。謎が中心なら、最初から恋人であるかのように紹介しない。
- 公開設定と現在の作成時の注意事項をもう一度読む。コンテストへの応募は、通常の公開とは別に募集条件を確認する。
同じ発想をPreluluで編集したい場合
Preluluのアリの設定例から、名前・性格・場面を変える作成入口へ進めます。プリセットは「その通りを知る住民」という関係から始まるため、この記事の役割を固定しない導入を使いたい場合は、相手の役割と最初のひと言も合わせて変えてください。設定をどう変えるかまで考えることが、テンプレートを自分の創作にする一歩です。
この操作はPrelulu内で新しくキャラクターを作るものです。zetaのプロットURLを読み込んだり、会話履歴を移したりする機能ではありません。作る場所はzetaのままでも、このワークシートは使えます。声や顔のある会話にも興味がある場合は、zetaとPreluluの比較で遊び方の違いを確認してください。
公式情報と創作例の出典
- zeta公式FAQ「プロットはどうやって作ればいいですか?」:作成操作の根拠。2026年10月23日確認。
- zeta公式のオリキャラ創作告知:2026年10月2日公開。オリジナル画像から性格・関係性・世界・物語を作る流れを参照。2026年10月23日確認。
- Preluluのオリキャラ設定例・アリ:この記事の創作例の出発点。ワークシートと役割を固定しない冒頭は本記事向けの編集例。
アリの設定から、自分のオリキャラへ
地図の謎を残しても、舞台ごと変えても。Preluluの編集できる例から、目的と最初の場面を考えてみましょう。
